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トゥールーズ-リヨン戦
勝てば単独首位だったのに……
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トゥールーズ 12-13第14節
ベン=イェデル | |||
タバヌ | レガタン | ||
シソコ | ディド | ||
カプエ | |||
ムベンゲ | オーリエ | ||
アブデヌル | ゼビナ | ||
アアマダ |
リヨン 12-13第14節
ゴミス | |||
グルキュフ | |||
マルブランク | ラカゼット | ||
ゴナロン | フォファナ | ||
モンソン | ダボ | ||
ウムティティ | ビシュヴァツ | ||
ヴェルクトル |
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TFCは久しぶりのベストメンバー。この机上の最強布陣を見るのはむしろ希少。
リヨンはレベイエールがサスペンド、リチャ、ロヴレンなど4人が怪我という苦しい構成。木曜日快勝した若手に触発されて奮起するか。
開始早々ゴミスとアブデヌルという重戦車の衝突から始まる予想通りの展開。この2人の間には絶対に挟まれたくない重い音がしましたが、それでケロリとして立ち上がってる点がまた恐ろしい。恐竜かこいつら。
この試合TFCのポイントはエースストライカーベン=イェデルのポジショニングの絶妙さと彼を含めた全選手のモチベーションの高さ。ベン=イェデルという男、本来はWGやトップ下でプレーする1.5列目タイプで、今季CFがリヴィエールしかいなくなった台所事情からCFにコンバートされたのですが、ゴール前で消えるのが上手く非常に高い位置でボールを受ける事が出来、また一瞬で裏に抜ける加速力もあります。もちろんサイドで受ける事も、自分で持って上がる事も可能で、調子がいい時は万能のアタッカーとなります。普段はガラガラのスタッド・ミュニシパルもさすがに今日は盛況(と言っても6割程度)で、声援に気を良くした選手の気合が常と明らかに違っていました。
10分にはそのベン=イェデルがシソコのパスに抜け出しワンタッチゴールを決めますがこれはオフサイドの判定。ビデオで見るとオフかどうかかなり怪しいですがリヨンまずは命拾い。
リヨンのポイントは中盤の構成。マルブランクがCHではなくサイドに置かれるのはこれが2試合目ですが、これが今ひとつ上手くいかない。ラカゼットも中に切れ込むタイプで、マルブランクもグルキュフに接近するように中央に寄るため、サイドアタックが生命線のチームなのに人口密度が中央に集中、結果攻撃の幅が狭まった感じ。可能性は感じなくも無いですが、実戦ではあまり使わないほうがいいのでは……。
31分には再びシソコから今度はディドがヴェルクトルの頭上を越えるハーフループ。これは完全に決まったと思いましたがダボがゴールライン上ジャンピングボレーでクリアー!超美技で救います。
TFCの攻守が噛みあいリヨンはまともにシュートにもいけず。前半0-0で終わったのは奇跡に近い内容で折り返します。
そして後半、50分についに破られます。またもシソコにボールを運ばれると逆サイドへクロス。そこにまたもベン=イェデルが飛び込み、ほぼポストの前からヴェルクトルの脇の狭いところを通すヘディングでゴール。そんな位置にまで接近を許した事ももちろんですが、170㎝の小兵相手にDFが3人ついてヘディング許すな。
今季のリヨンはDFラインが高く、裏を突破されるリスクが高くなっていて、それをオフサイドで引っ掛ける90年代的な守備を多用しますが、どうもモンソンが呼吸があっていないようで、ただでも対人守備が良くないモンソンだけにやたら足を引っ張っているように見えます。この辺は試合を重ねる事で熟成させるしかないので難しいところですが……。
また、中盤でもグルキュフがほぼ完全にカプーに抑えられて消えてしまい、ボール回しが寸断。ゴナロンとフォファナは横に並べるとどうもお互いの守備の受け渡しはポジショニングが曖昧で突破を許しがちに。悪い時はすべてが裏目に出るものです。
状況を変えたいガルドは71分、グルキュフとフォファナを同時に下げ、グルニエと新人の19歳、エンジーを投入。このエンジー、先週の試合では投入して1分でリチャの得点に絡む働きを見せ、運の強いところを見せたカメルーン人。左WGに入りマルブランクはグルニエと共にトップ下の位置に移ります。
さらに81分にはモンソンを下げ、ベンジアを入れる攻撃的なギャンブルに。こういう高対策が打てるのはガルドの勇敢なところ。
しかし今日はそれも裏目に出ました。ゴナロンのところでボールを奪われると再びベン=イェデルにゴールをプレゼント。試合終了間際にはあわやベン=イェデルのハットトリックというピンチから最後はカプーに決められ今季初の3失点。完敗を喫しました。
悪い時はこんなもの。失点はどれも防ぐ事はできたように思いますが、今日は開いてがあまりに良すぎた。ゴナロンとフォファナを併用する際のゾーンの確認やモンソンのラインDFなど、修正するべき部分がはっきり出たという事でポジティブに考え、28日のOM戦で快勝して溜飲を下げましょう。
リヨンはレベイエールがサスペンド、リチャ、ロヴレンなど4人が怪我という苦しい構成。木曜日快勝した若手に触発されて奮起するか。
開始早々ゴミスとアブデヌルという重戦車の衝突から始まる予想通りの展開。この2人の間には絶対に挟まれたくない重い音がしましたが、それでケロリとして立ち上がってる点がまた恐ろしい。恐竜かこいつら。
この試合TFCのポイントはエースストライカーベン=イェデルのポジショニングの絶妙さと彼を含めた全選手のモチベーションの高さ。ベン=イェデルという男、本来はWGやトップ下でプレーする1.5列目タイプで、今季CFがリヴィエールしかいなくなった台所事情からCFにコンバートされたのですが、ゴール前で消えるのが上手く非常に高い位置でボールを受ける事が出来、また一瞬で裏に抜ける加速力もあります。もちろんサイドで受ける事も、自分で持って上がる事も可能で、調子がいい時は万能のアタッカーとなります。普段はガラガラのスタッド・ミュニシパルもさすがに今日は盛況(と言っても6割程度)で、声援に気を良くした選手の気合が常と明らかに違っていました。
10分にはそのベン=イェデルがシソコのパスに抜け出しワンタッチゴールを決めますがこれはオフサイドの判定。ビデオで見るとオフかどうかかなり怪しいですがリヨンまずは命拾い。
リヨンのポイントは中盤の構成。マルブランクがCHではなくサイドに置かれるのはこれが2試合目ですが、これが今ひとつ上手くいかない。ラカゼットも中に切れ込むタイプで、マルブランクもグルキュフに接近するように中央に寄るため、サイドアタックが生命線のチームなのに人口密度が中央に集中、結果攻撃の幅が狭まった感じ。可能性は感じなくも無いですが、実戦ではあまり使わないほうがいいのでは……。
31分には再びシソコから今度はディドがヴェルクトルの頭上を越えるハーフループ。これは完全に決まったと思いましたがダボがゴールライン上ジャンピングボレーでクリアー!超美技で救います。
TFCの攻守が噛みあいリヨンはまともにシュートにもいけず。前半0-0で終わったのは奇跡に近い内容で折り返します。
そして後半、50分についに破られます。またもシソコにボールを運ばれると逆サイドへクロス。そこにまたもベン=イェデルが飛び込み、ほぼポストの前からヴェルクトルの脇の狭いところを通すヘディングでゴール。そんな位置にまで接近を許した事ももちろんですが、170㎝の小兵相手にDFが3人ついてヘディング許すな。
今季のリヨンはDFラインが高く、裏を突破されるリスクが高くなっていて、それをオフサイドで引っ掛ける90年代的な守備を多用しますが、どうもモンソンが呼吸があっていないようで、ただでも対人守備が良くないモンソンだけにやたら足を引っ張っているように見えます。この辺は試合を重ねる事で熟成させるしかないので難しいところですが……。
また、中盤でもグルキュフがほぼ完全にカプーに抑えられて消えてしまい、ボール回しが寸断。ゴナロンとフォファナは横に並べるとどうもお互いの守備の受け渡しはポジショニングが曖昧で突破を許しがちに。悪い時はすべてが裏目に出るものです。
状況を変えたいガルドは71分、グルキュフとフォファナを同時に下げ、グルニエと新人の19歳、エンジーを投入。このエンジー、先週の試合では投入して1分でリチャの得点に絡む働きを見せ、運の強いところを見せたカメルーン人。左WGに入りマルブランクはグルニエと共にトップ下の位置に移ります。
さらに81分にはモンソンを下げ、ベンジアを入れる攻撃的なギャンブルに。こういう高対策が打てるのはガルドの勇敢なところ。
しかし今日はそれも裏目に出ました。ゴナロンのところでボールを奪われると再びベン=イェデルにゴールをプレゼント。試合終了間際にはあわやベン=イェデルのハットトリックというピンチから最後はカプーに決められ今季初の3失点。完敗を喫しました。
悪い時はこんなもの。失点はどれも防ぐ事はできたように思いますが、今日は開いてがあまりに良すぎた。ゴナロンとフォファナを併用する際のゾーンの確認やモンソンのラインDFなど、修正するべき部分がはっきり出たという事でポジティブに考え、28日のOM戦で快勝して溜飲を下げましょう。
category: サッカー(マッチレポート)
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