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CDF・エピナール-リヨン戦
見ての通り、本気メンバー。負傷中のグルキュフとグルニエ、ラカゼット、ブリアン、サスペンドのウムティティ、負傷とサスペンド合わせ技のロヴレンとベンチにいないメンバーはいるもののそれでも3部のチームに不覚を取るフォーメーションではないです。
そのはずでした。
まずリヨンの悪いところから。
まず、ディフェンスラインの統率が全くできていない。今季のリヨンはラインを高く保ち、1対1でも強さを見せつつオフサイドトラップを積極的に狙って相手の侵入を阻んできましたが、今日のリヨンはこれが不発。相手のパスが鋭いのではなく、単純に乱れていました。なまじラインを上げているせいで突破されると独走されてしまいCBは追いつくのが精一杯、ダボ、レベイエールのカバーも悪くどちらがリーグ1か判らない有様でした。
セットプレーの守備もおかしい。3失点のうち2点は右からの同じ選手によるCKに同じCHブバヤが飛び込んでのもの。ゾーンとマンマークを併用するOLですがゴール真正面に飛び込む188cmのCHは完全フリーで、これではヴェルクトルもどうしようもないと言ったところ。ヴェルクトルのコーチングにも不足があったでしょうが、お粗末すぎました。
攻撃はパスがずれるのが全て。特にラスト25mでのパス成功率の低さは数字を見るまでもない悲惨さ。中盤でカットされる場面も多く、こちらは数字で確認したらボールを奪取する平均の高さが次ゴール40m。これはリーグ1でもめったに見れない高さで、競り合いの勝率も互角と中盤でリヨンはディヴィジョンが2つ下のチームと同レベルで戦っていました。
ガルドの怒りが画面から伝わるほどで、延長まで120分間で交代したのは完全に足にきていたマルブランク一人。ガルドなりの罰ゲームだったのでしょう。延長に持ち込まれた時点で彼にとってこの試合は勝利に値するものではなかったのだと思います。
一方で対戦相手のエピナールの試合運びを賞賛しないといけません。順位にして58上のチームを相手に全員がよく走り、相手がボールを持てば集団で囲み、自陣では体を張ってシュートを止めました。ピッチコンディションは3部なりで、この荒れたピッチに慣れている事を唯一のアドバンテージに120分間集中を切らさず、PK戦でも1本止めての勝利は誰憚ることない堂々たる勝利だと思います。
今のリヨンはシステム上の歯車が少し狂えばここまで脆くなるチームなのだという事。それを教訓にELとリーグ戦を戦える、と、ポジティブに考えざるをえないでしょう。
そのはずでした。
まずリヨンの悪いところから。
まず、ディフェンスラインの統率が全くできていない。今季のリヨンはラインを高く保ち、1対1でも強さを見せつつオフサイドトラップを積極的に狙って相手の侵入を阻んできましたが、今日のリヨンはこれが不発。相手のパスが鋭いのではなく、単純に乱れていました。なまじラインを上げているせいで突破されると独走されてしまいCBは追いつくのが精一杯、ダボ、レベイエールのカバーも悪くどちらがリーグ1か判らない有様でした。
セットプレーの守備もおかしい。3失点のうち2点は右からの同じ選手によるCKに同じCHブバヤが飛び込んでのもの。ゾーンとマンマークを併用するOLですがゴール真正面に飛び込む188cmのCHは完全フリーで、これではヴェルクトルもどうしようもないと言ったところ。ヴェルクトルのコーチングにも不足があったでしょうが、お粗末すぎました。
攻撃はパスがずれるのが全て。特にラスト25mでのパス成功率の低さは数字を見るまでもない悲惨さ。中盤でカットされる場面も多く、こちらは数字で確認したらボールを奪取する平均の高さが次ゴール40m。これはリーグ1でもめったに見れない高さで、競り合いの勝率も互角と中盤でリヨンはディヴィジョンが2つ下のチームと同レベルで戦っていました。
ガルドの怒りが画面から伝わるほどで、延長まで120分間で交代したのは完全に足にきていたマルブランク一人。ガルドなりの罰ゲームだったのでしょう。延長に持ち込まれた時点で彼にとってこの試合は勝利に値するものではなかったのだと思います。
一方で対戦相手のエピナールの試合運びを賞賛しないといけません。順位にして58上のチームを相手に全員がよく走り、相手がボールを持てば集団で囲み、自陣では体を張ってシュートを止めました。ピッチコンディションは3部なりで、この荒れたピッチに慣れている事を唯一のアドバンテージに120分間集中を切らさず、PK戦でも1本止めての勝利は誰憚ることない堂々たる勝利だと思います。
今のリヨンはシステム上の歯車が少し狂えばここまで脆くなるチームなのだという事。それを教訓にELとリーグ戦を戦える、と、ポジティブに考えざるをえないでしょう。
category: サッカー(マッチレポート)
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