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Coup Franc!

「恋旅」音楽集。いやあいい曲だ

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ボルドーの3-5-2 

日曜日にPSGとの一戦を控えるボルドー。相手はチアゴ・モッタがサスペンド、チアゴ・シウバが負傷と守備の要とも言える2人が欠けており、またイブラがまだアイドリング中で100%の仕上がりになっていないのも事実。この天の時にホームゲームという地の利と人の和で勝ち点3を狙います。今回はボルドーの戦術を少々紹介します。

まずボルドーが当日ベストメンバーを揃えられるとして、予想フォーメーションは下のようになります。

football-formation - コピー (4)

エンギュエモが負傷の場合、サネが上がって中盤の底に入り、エンリケが右CBに回って左CBにマランジュが入る事になります。オブラニアクが間に合わなければセルティッチが入って3センターとなります。ボルドーはこの5-3-2と4-2-3-1を併用しリーグ2位の14失点という防御力を誇っています。一方で得点力は23点で13位。攻撃力の低さ、カウンター向けの快速自慢が揃うチーム構成、ラインコントロールに優れるプラニュスの存在がこのシステムを選択させたと言えます。
上の図は完全に5バックになっていますが、ジロ監督がこの布陣を採用するのはオープンな撃ち合いで勝てないと判断した時です。当然押し込まれる状況が前提になるので守備時には反撃の枚数を確保するために4バックにスライドするようなオートマティズムは求めず、素直に両ラテラルが引いて5バックを選択するわけです。18節でリヨンは5バックを選択しましたが、OLは4バックの手前にフォアリベロとしてロヴレンを置きイブラヒモビッチをどこまでも追いかけさせるゾーン&ワンの形を採りましたが、ボルドーの5バックは普通にCB3人がペナルティエリアの幅の間に並ぶオーソドックスな形式となります。

このラインをコントロールするのがプラニュスリーグ1のCBとは思えないほどフィジカルが弱く、デュエルではほとんど勝てないひ弱なストッパーですが、戦術眼が高くコーチングやサポート能力に優れているスイーパータイプのCBです。元日本代表の宮本恒靖にタイプが似ています。彼の指示により他の2人がマークすべき相手を見つけ、ラインの高さを調整し、CHとの連携を高めます。彼の存在がジロ監督が3CB採用の一因でしょう。

5バック以外でこのシステムの大きな特徴は実のところ2トップにあります。実はこの2トップはどちらもドリブラーであり、適正としてはCFよりWGなのです。攻撃時にもどちらかが外に開いている事が多いですが、守備の際この2人はそれぞれにサイドに開き、5-2-3-0とでも言うべき形態を取ります。グフランもNMB(モーリス=ベレーの通称)も決して守備意識の高いアタッカーではありませんが、それでもこうしてサイドに開けば相手のラテラルに対して一定の抑止力にはなるし、当人たちにとってもカウンターを発動させる際前方にスペースがある方が加速も出来るし、サイドに流れた方がボールも多少受けやすい。5バック+ゼロトップという全ての局面で数的に勝る状況を作り出せるフォーメーションがクリーンシート9ゲームという結果をもたらしています。

次に攻撃について。攻撃に関してはこの引ききったチームの全てがそうであるように、カウンター一本勝負。中央から抜け出すよりもトレッシュ(トレムリナスの愛称)、マリアーノの両サイドからの長駆オーバーラップからクロスに合わせる、あるいはFWによるドリブル単独突破の形が基本になります。これにプラシルからの中央からのスルーパスが加わりますが、ここでも2トップの特性を生かした工夫と、リスクマネジメントにおいて多少のメカニズムがあります。

攻撃時の工夫としてはここでも2トップがそれぞれに相手のCBとラテラルの間、ちょうどマークの受け渡しをする境界線の辺りに開くことで相手の守備をこじ開ける事をします。ボールは先に述べた通りサイドから運ぶ形が基本形なので、これに対処するためにはラテラルが前に出なければならず、すると攻撃が来るサイドのCBはグフラン、あるいはNMBを捕まえるために外側に開かなければならず、結果的にCB同士のカバーが分断されゴール前もわずかですが真空地帯が生まれ、ここにオブラ、あるいはプラシルが飛び出して第三のアタッカーとなるわけです。

football-formation - コピー

ここでPSGにとって痛いのはチアゴ・シウバがいない事です。シウバなら上の状況でアレックスが外に釣り出されても一人でグフランの牽制とゴール正面のカバー両方できるかもしれない、しかしサコーでは難しい。PSGの中盤がオブラニアクを抑えきればグフランとの1対1には勝てる力はありますが、リーグ1屈指のスピードを持つグフランとミドルシューターのオブラニアクはアレックスとサコーのシャルニエールでは難しいかと思います。

一方、カウンターを潰されて逆にカウンターを受けるリスクに対するマネジメントとしては、CBがスライドし、ラテラルの一方が戻って一時的に4バックで守ります。

football-formation - コピー (5)

これで時間を稼いでいる間にもう一人のラテラルが戻って5バックに戻る、すぐに再び奪い返せたならば前に残っていたラテラルに返して再カウンターのチャンスもあるというわけです。CHのエンギュエモが中央でのフィルターに専念できるため中央の守備も大崩することがないため高い防御力を維持し、また一方のラテラルが高い位置に残るためカウンターの枚数も確保できるメリットがあります。両ラテラルの脚力とクロス精度も合わせて考えればカウンターの切れ味はかなり高いと言えます。欠点はCB3人がスライドするタイミングがずれると距離や高さが乱れて著しく脆くなる事で、その意味でもプラニュスの存在が大きいと言えます。ただし、これは本当にカウンターが潰された時だけの緊急避難的な動きで、例えばザックの3-4-3のように常にこのオートマティズムで動くということはありません。カウンターでラテラルがボールを持って上がった時、プラニュスが判断してアドリブで動かしています。

攻撃について補足するとクロスに飛び込ませる単調なスタイル故に効率はいいとは言えず、アクセントとしてオブラニアク、プラシルからの中央からの仕掛けがどれだけ出来るかで効果が変わってきます。中でもオブラニアクは個人の技術で打開できる現在のボルドーでは唯一のタレントで、地元のファンはイブラヒモビッチの「イブラ」に対抗して「オブラ」と呼んだりもしています。12月から足首の負傷を再発させ欠場中ですが先週CFAで復帰、日曜日の試合に間に合わせようと全力で調整中です。彼がいるかいないかはこの試合の大きなポイントになります。

勝てば勝ち点35、OMの結果次第では射程距離に捉えます。リヨンとしては当然、全力でボルドーを応援します。

category: 戦術関連

thread: フランス・リーグ1 - janre: スポーツ

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